福岡オフィスCommunication Letter
福岡オフィスCommunication Letterは、コンサルティングの現場での気付きや、社内での日々の取り組みの「リアル」をお伝えしていく福岡オフィス発信の情報誌です。
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2016年8月号
私の手元にある三省堂現代語新国語辞典によると「運営」とは「組織・機構などを働かせて、仕事が進むようにすること」とあります。「経営」はというと「事業を営むこと」とあります。私は、「運営とは、物事を滞りなく進めること」「経営とは、最終的に利益を出し、組織が永続発展するように物事を進めること」と考えています。運営と経営の一番の違いは、「利益を出す」ということ、つまり事業を成り立たせることと考えています。
2016年7月号
出向して2週間ほど経過した頃のことです。いろいろと動いてきたものの、状況はすぐには良くなりません。相変わらず次は自分の番だとばかりに退職者が続きます。一方で、なかなか採用は進みません。人員不足から業務過多が起こり、一人ひとりの負担は増える一方でした。職員は遠慮なく上層部批判と要求をしてきます。私は採用活動、業務調整、職員の不満への対応に多くの時間を割いていました。
2016年6月号
高度急性期の中核病院の看護部長に、「優秀な看護師とは?」とヒアリング中に質問をしました。
返ってきた答えは「報告・連絡・相談、そして文章が書けること」。「看護師のことですよ?」「そう、看護師のことよ。仕事ができる看護師は、報告・連絡・相談ができる、そして自分の考えをきちんと伝えることができる。つまり文章力。優しいだけじゃダメなのよ。」
2016年5月号
「お前、何しに来たんだ!」
私が収益改善と組織の建て直しのために出向した調剤薬局で受けた最初の言葉でした。声の主は若い女性の薬剤師。かわいらしい感じの女性が、凄い形相で私を怒鳴りつけます。
2016年4月号
病院に伺うとまず分かるのは、職員の表情や挨拶、職員の動きといった対応面、掲示物の貼り方やトイレや受付カウンターなどの環境面。内部に入らせていただくと分かるのは、会議の状況などの運営面、物事の判断や分析などの考え方の基準面などです。
さて、こうしたことで、何が判断できるでしょうか。
2016年3月号
「日本経営って、精神論得意でしょ?」とよく聞かれます。大得意です。弊社のセミナーやコンサルの場面では一見すると精神論を取り上げることが多く、特に理事長や院長向け、経営幹部向けの講演では、この手の話がかなりの割合を占めます。
精神論というと何か「ただひたすらがんばれ!」「努力と根性!」といったイメージになるかもしれませんが、我々は経営幹部としての「モノの見方・考え方」に気づいていただくように様々な事例やケーススタディを通じてお伝えしています。
2016年2月号
弊社では役員定年が60歳と定められています。今年は2名の役員が60歳の定年を迎えました。
全体朝礼では感謝状と花束の贈呈が行われ、長年の功績に社員全員が感謝の意を表します。役員定年に関わらず、何らかの節目の際には、当社ではよく感謝状が贈呈されます。この感謝状が弊社では独特です。とにかく、この
文面が尋常ではないくらい長いのです。一人の感謝状をご紹介しましょう。
2016年1月号
いよいよ2016年度を迎え、医療機関においては診療報酬改定という大きなイベントを迎える時期になりました。社会保障費抑制政策の中、厳しい改定が予測されていますが、そうした厳しい環境であるからこそ、光を照らしていくことが重要でしょう。
経営において将来に光を照らしていくというのは、どういうことでしょうか。それはビジョンであり、経営戦略であり、計画でしょう。
2015年12月号
いくつかの病院や介護施設の主任・リーダークラスの方々を対象として、目標設定とその進捗確認の支援をしています。目標を提出していただき、その内容や達成指標、達成基準について個別にアドバイスをしていきます。
2015年11月号
組織として非常に活発に取り組んでおられるすばらしい病院があります。私も伺うたびになるほどと、大いに気づきを頂くのですが、この病院の幹部の方から「当院が他病院よりも特に強みになっていることは、何だと思う?」と聞かれました。