診療所経営Communication Letter
診療所経営Communication Letterは、「専門家としての情報・ノウハウ」をお送りするばかりではなく、日本経営にどんな働く人がいて、毎日お客様と共に学びながらどんな思いで取り組んでいるかをお伝えしていく情報誌です。
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vol.9
私は仕事がら、分院を展開されている理事長とお会いする機会が多いのですが、そのリーダーシップには感動することがあります。例えば、先輩のAさんが、なかなかものにならないと後輩のBさんを厳しく指導していたとします。しかし、行き過ぎてしまうことがある。すると、理事長はAさんに、 BさんがいかにAさんを尊敬して指導を自分のものにしようと努力しているか伝えるのです。
vol.8
ご開業されて順調に売り上げが伸びてくると、次のステージとして事業を拡大していく計画のご相談を受けることがあります。例えば分院開設や、介護事業への展開などです。しかし事業を拡大すれば、これまでのように先生が診察をしながら診療所の状況を把握し指示するという運営スタイルは、物理的に不可能です。
vol.7
最近、開業支援をした先生から、こんなエピソードを聞かされました。30代前半の勤務医時代、アルバイト先も多く収入も安定しないとき、住宅購入の相談に、ある都市銀行を訪れた。窓口のスタッフが対応してくれたのだが、収入が安定しないので融資はできないと門前払いを受けた。藁をもすがる思いで、向かいの信用金庫の門を叩いた。
vol.6
まだ少し早いかもしれませんが、年末の賞与を検討され始めている診療所様もあるかもしれません。お支払いする額を決めるに当たって、どのようなことを考えられるでしょうか。支給ルールに沿っているか、過去の賞与と比較して問題ないか、同僚の働き具合と比較して妥当か、成長してくれているか、医院の目指す方向性に向かってくれているか、世間の状況と比較して問題ないか・・・様々な思いを巡らせながら決められていると思います。
vol.5
診療所を経営されている先生方の悩みは様々ですが、多くの先生が「スタッフに関することが一番大変!」とおっしゃいます。開業当初は資金繰りのことで頭がいっぱい、という方がほとんどですが、同じくらいスタッフのことで頭を悩まされています。
vol.4
「開業すればもっと楽になると思ったのに、お金がほとんど残らない」そう言われる先生もおられれば、通帳残高が毎年しっかりと増えていく先生もおられます。
お金が残る先生には、3つの要因があると思います。1つ目は「利益を出す」こと。特に固定費の使い方には、先生の性格が如実に現れるものです。
vol.3
先日、あるお客様で開業30周年記念パーティーが開催されました。
これまでお世話になった方々への感謝ということで多くの方々が招かれていました。過去に診療所で勤務されていた先⽣方だけでも⼗数名にのぼります。久しぶりの再会にお互いの近況報告などされ、同じ釜の飯を食べた仲間、和やかな雰囲気は同窓会のようでした。
vol.2
日本経営のキーワードに「感謝」・「創造」という言葉があります。物事がうまくいくのは、そこに「感謝」と「創造」があるからです。一族が末永く繁栄するのも、「感謝」と「創造」があるからです。
vol.1
新しいご縁をいただいて初めて診療所にお伺いすると、いつも新しい発見と新鮮な感動を感じるものです。先生がご自身の診療所の存在意義を定めて、しっかりとその存在を貫いていこうとされている姿を垣間見ることができるからです。