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クライアントインタビュー・導入事例

クライアントインタビュー・導入事例

医療法人雄人会三川内病院 理事長 島田謹一郎 氏

 医療法人雄人会三川内病院は、長崎県佐世保市にある病床数55床(一般24床、療養31床)の病院である。プライマリ・ケアをベースとし、専門医による消化器診療・呼吸器診療・リハビリテーションに特化した診療体制で、三川内地区のみならず、佐世保市東部から佐賀県にかけての中核病院となっている。

 「患者さま第一主義」「地域の高齢者の皆様に総合的に寄り添う医療」「患者さまを家族だと思って接すること」を掲げ、理事長を初め職員全員が一丸となって取り組んでいる病院だ。

 これからますます進む高齢化の中で、三川内病院は(1)より良質な医療を求め、より合理的な経営を実行する、(2)地域社会との連携を保ち、地域の初期医療からリハビリ、高齢者医療、福祉まで行う、(3)職員は、患者様中心の医療を考え、「和」と「活力」をもって業務を行うという理念を掲げて取り組んでいる、活性型病院だ。

 非常に高い活性度となっている病院だが、島田謹一郎理事長は、「トップ層から絶えず現場へ声掛けをすること」が職員満足・モチベーションの向上の鍵だという。

 

クライアントインタビュー・導入事例 Navigatorの結果においては、“当院の理事長は良きリーダーである”と“当院では職員が価値観を共有している”の点数が他病院と比較して際立って高いことである。島田理事長の求心力の下に、職員が上記の理念や方針に基づいて行動していることがわかる。島田理事長は「職員との距離感を大切にし、課題に対してはスピード感をもって解決すること」を心がけているという。さらに「風通しを良くし、組織風土を高めるような目線を持って課題に取り組むこと」を職員に求めていると言い、組織として大切にする価値観が分かりやすい。

 また、育成の原点に躾をおいていることも特徴で、「物を大切にする躾の文化を大切にすること」が分かりやすい価値観の共有につながっているようだ。物を大切にすることには徹底したこだわりを持っているようで、何かを購入するにしても吟味に吟味を重ねておられる。物を大切にするということは人を大切にすることにもつながり、病院として職員を大切にする姿勢にもつながっている。

 こうした分かりやすい方針や行動指針を徹底して実行しているところに、三川内病院の組織文化の特徴があり、組織活性化につながっているようだ。

 今回の受賞に対し、島田理事長は「ほんとうにびっくりしました。日頃より健全な危機意識を持つことの大切さを再認識しました。アンケートを実施したことで、提案や改善等の現場の意見を吸い上げ、トップ層と職員とのキャッチボールを心掛けるようになりましたよ。」と語ってくれた。現状に満足せず、より良い組織を目指して取り組まれる三川内病院は、これからもますます活性していきそうである。

 

(文責:日本経営戦略人事コンサルティング)

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