職員定着に向けた対策といっても組織ごとに要因も異なるため一概に施策を固定化することは出来ません。

ただ、退職率が高い母集団(28病院、平均退職率20.4%)、低い母集団(39病院、平均退職率9.4%)の職員意識調査(日本経営の職員意識調査アンケートシステムES Navigatorを活用して分析)結果では、退職率の低い病院の特徴としては以下の3つの特徴があります。

　①病院全体のまとまり、他部署を知る機会、部署内の情報伝達、職員同士
　　の仕事の進め方など、コミュニケーションがよい、そうした機会を作って
　　いるといった「コミュニケーションの満足度」が高い傾向があります。

　②仕事に必要な設備、他のスタッフのレベル、教育の機会など、プロフェッ
　　ショナルとして仕事をする上で必要な環境が整っているといった「仕事の
　　環境の満足度」が高い傾向があります。

　③医療の質向上の取り組みや目標達成の取り組みなど、向上意欲の強い
　　職場といった「組織の一員としての満足度・プライド」が高い傾向がありま
　　す。

　職員の定着がはかれていないということですので、現状上記3点に関して
　職員満足度等が低い傾向がある可能性があります。

　いずれにしてもまずは既存職員の意識調査をはかり、組織活性化に
　向けて職員の満足度や職員の意欲度を定量化し、データに基づいて
　改善に向けた施策を実施していくことをご提案いたします。

　弊社オリジナルの職員意識調査アンケートシステムES Navigatorを活用すれば、
　①200以上の病院との比較の中で自院の位置づけが分かる
　②自院の職員の意欲と満足度が何によって支えられているかが分かる
　③どこを改善すれば、意欲や満足が向上しやすいかが分かる

　上記3つの利点があり課題の把握だけでなく、優先的に何に取り組むべき
　かを整理することができますのでご興味があればお気軽にお声がけ
　ください。