カテゴリ: 投稿者:けーすけ さん 地域包括活用事例について 地域包括ケア病棟の導入を予定しています。 あまり運用がうまくいっていないという情報を聞きますが、運用がうまくいっている事例がありましたら教示ください。 質問日:2015-05-11 回答には会員登録が必要です
回答1 nkhirota さん 地域包括ケア病棟の運用がうまくいっていないという相談は、弊社でも受けることがあります。 地域包括ケアの適正運用に際してのポイントは、大きく以下5点が挙げられます。 ①診療科ごとに対象疾患と転棟時期の目安となる基準を作成しておく。 ②定期的に多職種カンファレンスを開催し、対象患者の選定を行う。 ③地域包括ケア病床の目的・利用等について、院内職員(特に、医師)と地域関係者に十分な理解を得る。 ④地域包括ケアの施設基準「在宅等」に該当する施設との連携を構築する。 ⑤入床患者のモニタリングを行う。 ⑤の一般的なモニタリング項目は、 1)医療看護必要度A項目1点以上の患者割合 2)リハビリ必要患者の1日あたりリハビリ実施単位数 3)在宅復帰率(地域包括ケア病棟入院料1、地域包括ケア入院医療管理料1のみ必要) 4)投入医療資源のモニタリング 上記により、地域包括ケアの適正な運用を行っていきます。 最も運用が上手くいかないケースは、医師の理解が浸透していないことが多いです。 医師に理解をしていただくためには、概ねの対象疾患と転棟時期の明確化を整備しておくことがポイントとなります。 回答日:2015/05/11 0
地域包括ケア病棟の運用がうまくいっていないという相談は、弊社でも受けることがあります。
地域包括ケアの適正運用に際してのポイントは、大きく以下5点が挙げられます。
①診療科ごとに対象疾患と転棟時期の目安となる基準を作成しておく。
②定期的に多職種カンファレンスを開催し、対象患者の選定を行う。
③地域包括ケア病床の目的・利用等について、院内職員(特に、医師)と地域関係者に十分な理解を得る。
④地域包括ケアの施設基準「在宅等」に該当する施設との連携を構築する。
⑤入床患者のモニタリングを行う。
⑤の一般的なモニタリング項目は、
1)医療看護必要度A項目1点以上の患者割合
2)リハビリ必要患者の1日あたりリハビリ実施単位数
3)在宅復帰率(地域包括ケア病棟入院料1、地域包括ケア入院医療管理料1のみ必要)
4)投入医療資源のモニタリング
上記により、地域包括ケアの適正な運用を行っていきます。
最も運用が上手くいかないケースは、医師の理解が浸透していないことが多いです。
医師に理解をしていただくためには、概ねの対象疾患と転棟時期の明確化を整備しておくことがポイントとなります。