MMI医業経営情報サービス
精神科診療報酬改定のチェックポイント(下)
平成27年10月に行われた中医協総会では、現在のわが国で「精神病床とそれ以外の病床を共に有する病院は、施設数、精神病床数共に減少傾向」で推移し、「精神科医療は単科病院で提供されることの多い」ことが分かった。 ・・・続きを見る
精神科診療報酬改定のチェックポイント(上)
2016年の精神科診療報酬改定の大きなトピックとしては、これまで一般病院等で導入されていた「医師事務作業補助体制加算」が、今回の改定から「精神病棟入院基本料」や、「療養病棟入院基本料」届出病棟にも適用されることとなったことがあげられる。 ・・・続きを見る
退院後生活環境相談員は、どの職種が担当するのか?
私たちが運営する精神科病院は精神科療養病棟を運営していますが、今改定からの新しい要件として、「退院後生活環境相談員」を選任しなければならないとされています。 ・・・続きを見る
精神科病院のリスクについて教えてください
私たちは精神科の病院を運営していますが、法的側面から精神科病院独自のリスク・マネジメントについて教えて下さい。 ・・・続きを見る
精神科医療経営の新しい潮流 2
「2008年診療報酬改定」では、精神科の領域でも一般病院と同様に、"療養"ではなく"治療"に対する高評価の傾向が顕著になってきた。具体的には救急医療や訪問看護、退院前訪問指導を高く評価し、退院を促進していく流れである。要するに新しい患者をどんどん引き受け、病床回転率の高い病院は経営が好転するが、新患を確保出来ない病院は経営が今後厳しくなっていくことを示している。これは急性期一般病院が行うべきことと、通底している。こうした傾向を踏まえて、前回に引き続き今改定の内容を検証する。 ・・・続きを見る
精神科医療経営の新しい潮流 1
『平成20年度診療報酬改定』は、最終的に「本体+0.38%」で決着。「産科・小児科医療」、「救急医療」、「病院勤務医の負担軽減」等を緊急命題として、様々な項目で重点評価が行われている。今回の改定は産科・小児科の整備が優先されてはいるものの、細部を眺めると、精神科医療も重点項目として、様々な新機軸が打ち出されているのが注目される。特にこの分野は経済誘導により、「退院促進支援」「救急医療の充実」「機能分化と連携」の流れが鮮明となり、「自殺者対策」や「子どもの心のケア」等、社会的要請の強い医療に対しても、今回高い評価が行われたのが特徴的だ。今回と次回の2回に分けて、診療報酬改定の内容を検証しながら,精神科医療の今後の潮流を考えてみる。 ・・・続きを見る