MMI医業経営情報サービス
次回調剤報酬改定に向けて
2022年1月14日、21年12月22日の予算大臣折衝を踏まえて、厚生労働大臣から中央社会保険医療協議会(中医協)会長への諮問が行なわれ、令和4年度診療報酬改定「本体」の改定率を+0.43%に決定。「看護師の処遇改善のための特例的な対応」、「不妊治療の保険適用のための特例的な対応」(いずれも+0.20%)、反復利用できるリフィル処方せんの導入・活用の促進による効率化(-0.10%)等の増減分を除くと+0.23%のプラス改定で決着しました。 ・・・続きを見る
次回2022年度調剤報酬改定に向けて
前回2020年度診療報酬改定では、薬局における対人業務の評価が大幅に拡充されました。具体的には「吸入薬指導加算」、「地域支援体制加算」届出薬局だけを対象にした「調剤後薬剤管理指導加算」、「経管投薬支援料」等の新設ですが、これらはいずれも当該患者あるいは、処方する医師・医療機関の求めに応じて担うべき業務で、医療機関等との連携なしには成立し得ないものです。 ・・・続きを見る
次回2022年度調剤報酬改定に向けて
厚生労働省が2015年に策定し、公表した「患者のための薬局ビジョン」(以下、同ビジョンに略)では、「かかりつけ薬剤師」としての役割の発揮に向けて、「対物業務から対人業務」へのシフトが大きな方針として打ち出されました。 ・・・続きを見る
Q.薬剤師が将来、供給過剰になると聞きましたが本当でしょうか?
地方都市にある調剤薬局の経営者です。近年は患者の医薬品に対する知識や意識の高まりを受け、服薬指導をはじめとする対人業務の強化を図っているほか、訪問薬剤管理指導の展開も検討しています。 ・・・続きを見る
Q.将来に向けた薬剤師の供給過剰と「質」の低下薬剤師需給と薬学教育体制見直しのビジョンは?
新設大学薬学部の入学定員数割れの問題等も含めて、厚生労働省の専門家会議等に参加する専門家からは、将来に向けた薬学教育のあり方・見直しのビジョンが示されていれば、参考のために教えて下さい。 ・・・続きを見る
“患者本位”の考え方を更に強化した「かかりつけ薬剤師」の評価
中医協ではなく内閣府・経済財政諮問会議での「診療報酬・薬価のあり方等」の議論では、数年前から調剤技術料の適正化に向け「患者本位の医薬分業の実現」が謳われ、服用薬等の患者情報の一元管理、在宅訪問服薬指導等が行なえる「かかりつけ薬局」を増やし、門前薬局からの移行を推進。 ・・・続きを見る
2018年に向けて調剤薬局の抱える大問題(3)
2018年度調剤報酬改定に関し、中医協で「後発品使用促進策」や「門前薬局の評価見直し」等と共に重要なポイントとして議論されてきたのは、「対人業務の評価の見直し」です。 ・・・続きを見る
2018年に向けて調剤薬局の抱える大問題(2)
2018年度診療報酬改定については12月18日の予算大臣折衝を踏まえて、診療報酬本体は医科+0.63%、歯科+0.69%、調剤+0.19%で全体として+0.05%の引き上げとなりました。 ・・・続きを見る
「骨太の方針2017」から見えて来る医薬品・調剤薬局を巡る今後の医療政策の方向性(3)
中医協では2016年より医薬品・医療機器への試行的導入の開始が決定した費用対効果の議論が煮詰められており、第三者による再分析を経て、総合的評価の結果を踏まえた価格調整が実施される予定です。 ・・・続きを見る
「健康サポート薬局」の胎動と、セルフメディケーション(2)
「健康サポート薬局」に係る厚生労働省の資料や日本薬剤師会の「Q&A」資料等を読んでも、同薬局の事務手続きや制度上の運用に関しては詳しく書かれているものの、今後、地域でどのような展開をしていけば良いのかについて、具体的にはよく分かりません。 ・・・続きを見る