一言で在宅と言っても、様々な形態・体制が考えられます。
最近では在宅専門クリニックも増加してきていますが、確かに少ない初期投資で、目立たない場所で開業することが可能です。しかし、外来なしで新患を確保す るためには関係機関との信頼関係が重要ですし、ターミナル中心で展開するのであれば、患者さんの状態によって業務の繁閑の差が激しくなると予測されます。 一方、外来診療に軸足を置いて、休憩時間や外来終了後に往診する場合は、時間の制約や、財務的な負担はありますが、診察領域・人員・相乗効果など、将来的な展開を描き易いというメリットもあります。 一言で在宅医療と言っても、形態や体制は様々です。いくつかのパターンを検証し、診察・経営スタイルについて、基本方針を固めることが大切でしょう。