どんなに小さなチームにも、必要不可欠では。
教育プランというと大層なものに聞こえますが、どの診療所でも、放っておいて、日々の運営が勝手に進んでいるということはないでしょう。そこには、何らかの現場の指導があったはずですし、それぞれの役割分担があったはずです。 その１つ１つの指導・役割分担が、院長のその日の思いつきでしているものではなく、「意味を持たせる」ことができれば、それは、立派な「教育プラン」ではないでしょうか。 具体的には、スタッフがどのような仕事の仕方をするかは、「どのような目標を持っているのか」によって、大きく変わります。裏山に登ることを目標にしてい るのか、エベレストに登ることを目標にしているのかで、一歩一歩の踏み出し方は変わるものです。そして、目標をタイムテーブルに載せれば「計画」になり、 何名かと協力して進めるのであれば、「プロジェクト」になります。 いまはまだ、エベレストに登るための基礎体力作りをしている段階もあれば、スケジュール・オペレーションを管理・運営したり、チームのメンバーと役割分担して協力して進める段階もあるでしょう。 スタッフは、それぞれの役割を正しく認識して、役割を遂行できるようになってもらう必要があります。院長は、どの段階でどのような役割を期待していて、そのためにどのような能力が必要であるかを、コミュニケーション・コーディネーションする必要があります。 そう考えると、教育プランは、マネジメントそのもののプランであると言えるかもしれません。どんなに小さなチームにも、必要不可欠なのではないでしょうか。