就業形態を選んだ理由別に、どれだけ満足度があるか。
「平成22年就業形態の多様化に関する総合実態調査」の中で、正社員以外の労働者について、いまの就業形態を選んだ理由別にどのように満足度に違いがあるか分析されています（「表18」をご確認ください。 うち、女性の回答については、次のように読めるでしょう。 (1)理由に関わらず、「仕事のやりがい」「人間関係」は満足度ＤＩが高い傾向にある。一方、「福利厚生」「教育訓練」「賃金」は満足度ＤＩが低い傾向にある。 (2)職業生活全体の満足度ＤＩで見てみると、 ・「勤務時間や労働日数が短いから」「専門的な資格を生かせるから」「家庭の事情等と両立しやすいから」などが理由の回答者は、満足度ＤＩが高い傾向にある。 ・一方、「正社員として働ける会社がなかった」「体力的な理由」「組織に縛られたくない」などが理由の回答者は、満足度ＤＩが低い傾向にある。 ここで、満足度ＤＩとは、「満足・やや満足」と回答した割合から、「不満・やや不満」と回答した割合を差し引いた割合です。当然のことながら、職場・人そ れぞれに、就職後の満足度は大きく異なりますし、「満足度」と「意欲」はイコールではない場合がありますので、あくまでも参考資料としてご参照頂けたらと 思います。