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経営相談Q&A

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解決済み

カテゴリ:人事・教育

投稿者:ユーザー さん

見えないところで手抜きをしているスタッフがいるのです。

Aさんは真剣にやるとできる子なのですが、「これは見られていないな」と判断すると、手を抜くようです。 先日、ある患者さんに郵送物を送っておくように依頼をしたのですが、投函前に偶然封筒を見かけました。その宛名を見て愕然としました。乱雑な字で、殴り書きしていたのです。 そのことをAさんに指摘し、やり直しを指示すると、真っ赤な顔をして手直しし、綺麗に書いてきました。まるで別人のようです。悪気はなかったのかも知れません。 しかし、院長が見ていないところで手を抜くようだと、安心して任せることは出来ません。 どう、意識付けをしたらよいでしょうか。

質問日:2009-10-28
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回答1
NK倶楽部 さん ベストアンサー

仕事とはどういうものなのか。根っこの部分を育てる必要があります。
ご質問の内容で少し気になりましたのが、「悪気はないかもしれない」という点です。そこで少し回りくどいようですが、「どう意識付けをするか」の前にまず、なぜAさんが手を抜いてしまったのかを考えてみたいと思います。 一言に「手を抜く」といっても、そこには様々な原因が考えられます。そしてその原因によって対応の仕方が変わってきます。 例えば、「①依頼された仕事が大切であると認識していない」場合、その大切さを教えることで仕事の品質は向上します。 「②忙しくて時間がない」ことが原因であれば、仕事の優先順位、時間の使い方を指導することで解決できるかも知れません。またどう考えても物理的に時間が足りないのであれば、人員を増やすことも必要になるかもしれません。 そのほかに考えられる原因として、③気を抜くと素が出てしまう(意識をしている時はきちんと仕事ができるが、集中を切らすと品質が下がる)、④院長や先輩を困らせたいと考えている、などということが考えられます。 とくに経験上①のようなケースはほとんどの診療所で見受けられます。職員が、医院の全体像を把握するには、経営者が考えている以上に時間がかかります。勤 務時間の少ないパートタイムの職員ならなおさらです。そうなると、院長先生からみると当然のことが、職員にとっては当然ではない、という差が生じます。全 体の流れを考えると当然力を入れないといけないことであっても、部分的に仕事を請け負う立場ではその認識があまく、結果、仕事を指示した立場からすると手 を抜いていると見えてしまうのです。「やらない」ではなく「知らない」のです。 この問題を解決するためには、長期的には、医院の全体像(理念や目的)を職員に認識させ、言わなくても自分で考えて行動できるよう育てることが必要です。 短期的には、仕事の一つ一つの大切さを根気強く伝えていくことが必要です。とくに、仕事の進め方に関しては、大企業のように一律に教わる機会は少ないでしょうから、ミーティング等で一度まとまった指導の機会を作ることも効果的です。

回答日:2009/10/28
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