連日のように景気が上向きになっていると報道されていますが、実感がありません。医療業界は景気の影響が少ない業界なので、あまり感じないのでしょうか。
医療・介護は、景気に関わらず需要が発生し価格が定められているので、他業界に比べると変動は少なく、恵まれている業界だと言えるかもしれません。 しかし、通院回数や自費診療は景気の影響を少なからず受けますし、何よりも、投資コストについては、大きく条件が変わります。 採用、設備投資、改装、家賃設定、新事業展開など、タイミングがよければ、その後の事業展開においても、メリットは大きいでしょう。 そのためには、回収できる時期に適切に貯蓄し、投資すべき時期に資金調達を考えずに判断ができる経営が理想です。 むしろ、投資・回収のタイミングの判断がとても重要な業界で、中長期の投資・回収プランの中で、今期はどのような位置づけの年度になるのかという視点が必要です。