平凡な人が、チームになれば非凡な仕事をできる、ということ。
最初からスタッフに過度な期待をすることは、ナンセンスかもしれません。それぞれが高い能力を持っていたとしても、それを生かせる土壌・組織風土がなければ、お互いに噛み合うことはできません。 最初は、「当たり前のことをきちんとやる」ことが大切です。開業当初は、「当たり前のこと」すらできていない状況ですので、掃除の仕方から、朝の挨拶の仕方、電話対応に至るまで、事細かに注意しなければならないでしょう。 しかし、「当たり前のこと」をきちんとできる組織になったとき、チームで仕事をするということの意味が分かるのではないでしょうか。院長の一つの指示に対して、それぞれが役割を担って取り組み、一体感を持って動くことができます。 チームが成果を上げるためには、非凡な人が集る必要はありません。非凡な人は、１人のほうが力を発揮できるかもしれません。大切なことは、「平凡な人の働 き方」です。平凡な人が非凡な仕事をできるようにチームを運営していくことがポイントで、そのためには、誰かが担っていてくれる「当たり前のこと」にまで 院長が目配りして、それを当たり前のこととして疎かにせずに、運営していくことではないでしょうか。