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投稿者:ユーザー さん
利益率の高い歯科診療所の財務的な特徴は?
歯科診療所の経営においては、診察の技術だけではなく、経営的なセンスが不可欠となっていることは何年も前から聞いています。経営センスというと、コストをどれだけかけて利益をどれだけ出すのが妥当なのか、バランスが問われると思うのですが、利益率の高い歯科診療所には、なにか財務的な共通点があるのでしょうか。
- 質問日:2012-05-01
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投稿者:ユーザー さん
歯科診療所の経営においては、診察の技術だけではなく、経営的なセンスが不可欠となっていることは何年も前から聞いています。経営センスというと、コストをどれだけかけて利益をどれだけ出すのが妥当なのか、バランスが問われると思うのですが、利益率の高い歯科診療所には、なにか財務的な共通点があるのでしょうか。
「人」のマネジメントが、利益率に大きく影
平成23年度の確定申告をもとに、弊社のお客様である歯科診療所の財務データを無作為抽出し、ベンチマークしたことがあります。 専従者給与と減価償却を引く前の利益をベースに、利益率で区分して平均値をとったところ、 利益率30%未満(平均24%)の場合、固定費25% 給与賞与33% 利益率30~40%(平均36%)の場合、固定費23% 給与賞与21% 利益率40%以上(平均47%)の場合、固定費17% 給与賞与19% となり、人件費の使い方が、利益率に大きく影響していることが目立ちました。 一方で、収益規模別に区分をすると、収益規模が大きくなると、人件費率が増す一方、対前年比で増収している傾向にありました。 人件費を減らす増やすという単純な計算ではなく、ご指摘のとおり、「人の活用の仕方」「モチベーションと生産性のアップ」といった経営センスが大きなテーマになってくると、読み取れるのではないでしょうか。 (本データは無作為抽出による検証であり、すべての診療所に当てはまるものではありません。経営は各診療所個別のものですので、あくまでもいち検証データとして、ご参照ください。)