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投稿者:ユーザー さん
家族ぐるみで、患者さんを診るためには?
当院は、患者層がばらばらで、子供から高齢者まで幅広く患者さんが来ます。家族ぐるみの患者さんもいます。 医院の特徴を出すためには、患者層を絞らなければならない、という話も聞きますが、わたしはホームドクターとしての道を進んでいきたいと考えています。 しかし、先日、毎日のように診察に来られるおばあちゃんからショックなことを言われました。お孫さんが急性の病気で、しばらく病院に入院していたのだ、と言うのです。 「ええ! 一言、声を掛けてくれればよかったのに。」 私はガックリきました。ホームドクターのつもりでいたのに、患者さんにはそうは映っていなかったのかも知れません。 私が家族ぐるみの診察にこだわるのは、子供を持った親御さんや、3世代で同居するご家族に安心感を与えたい、という思いがあるからです。 しかし、どんなに思っても、患者さんに伝わらなければ意味がありません。家族ぐるみの診察をするために、どのような工夫をしたらよいでしょうか。
- 質問日:2010-09-11
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患者さんの顔写真を撮る、Mホームドクター。
ホームドクターは家庭医・総合医など呼び名も様々で、様々な議論があるかと思います。 診察スタイルについては、すでに先生は先駆的に実践されているのだと思います。しかし同時に、その診察スタイルを支援するための体制づくりも、工夫が必要なのではないでしょうか。 その中でも注目したいのは、患者さんの病歴や家系など、過去の情報が重要になってくる、ということです。 Mクリニックの取り組みをご紹介します。 MクリニックのM先生は、電子カルテを利用してペーパーレスで運用されています。驚くべきことは、この電子カルテにどんなことでも入力されていることです。 例えば、家系図やちょっとした会話、家族のアレルギー情報など、なんでもです。見せてもらって驚きます。患者さんの顔写真まで撮影しているのです。 初診時に写真を撮らせてもらうようですが、意外と断られることはないとのこと。初診時に写真まで撮られる先生の熱意が患者さんに伝わって信頼感が深まるようです。 そして、このようにデータが蓄積されてくると、数十年後には、「小さい頃、先生に診てもらった○○です。」という子連れのお母さんが訪れることが、目に浮かびます。 ※上記の機能がない電子カルテもありますので、詳しくは弊社電子カルテ等ショールーム、メディプラザにお問い合わせ下さい。