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経営相談Q&A

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解決済み

カテゴリ:病医院運営マーケティング

投稿者:ユーザー さん

一般的な広告をすべきか、専門性をアピールすべきか。

当院は、開業してまだ半年。 懇親会の場で、若いスタッフから少々、ショックなことを言われました。 「近所には内科は沢山ある。患者は、お腹を触って薬を出すくらいにしか思わない。もっと、先生の専門的な経歴や、立派な医療機器をアピールされたほうがいいのではないですか?」 酔った席で無礼講なので、私は笑って受け流しました。しかし、大変気になりました。 開業当初から専門性を打ち出すと、患者が絞られてしまう。まず、間口を広げて多くの患者を診ることが重要だ。そう思って、専門性は打ち出してこなかったのです。 私は間違っていたのでしょうか。専門性でアピールしたほうが、成功するのでしょうか。

質問日:2009-12-10
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回答1
NK倶楽部 さん ベストアンサー

患者さんを選ばないと、患者さんから選ばれない。
「患者さんに選んでいただくのではない。私たちが、勇気を持って患者さんを選ぶのだ」という話を聞いたことがあります。これは、マーケティングの真髄かも知れません。 C院長の事例をご紹介しましょう。 院長は、消化器専門で立派な略歴をお持ちでした。開業にあたっては、どうしてもこだわりがあって、経鼻内視鏡を導入しました。しかし、オープン当初は、一般的な内科としての診察体制を敷いていました。当然、内視鏡の患者は増えていきません。 しかしあるとき、このままでは近隣の内科と何も変わらない。もっと、自分の強みを生かして患者さんに役に立ちたい、と反省することになります。 近隣には、経鼻内視鏡を導入しているクリニックはありません。そこで、診療所の壁面に看板を設置し、消化器専門医であることを打ち出しました。また、待合室やホームページで、経鼻内視鏡を導入しているということをアピールしました。 診察体制も、土曜日の午後に内視鏡検査の予約時間帯を設けるなど、かなり思い切ったシフトをしました。 その結果、内視鏡の予約が確実に増加しました。これほどニーズがあったことに、院長も驚いたと言います。インターネットの効果なのか、かなり遠方からも、車で来院する患者さんがあるのです。 さらに、一般患者さんも増えたのです。「内視鏡でしっかり見てくれる、偉い先生だ」と思ったと言うのです。 もちろん、すべて成功する保障はありません。それなりの覚悟を持って専門性を打ち出すからこそ、効果があるのではないでしょうか。

回答日:2009/12/10
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