資本金1000万円の階級で、500万～1000万円の利益が2割。
診療所の経営実態（収支など）は、医療経済実態調査などによって公表されていますが、記入式の調査のため、実態が分かりづらい側面があるかもしれません。 医療法人の所得については、国税庁のホームページで公開されている、会社標本調査結果（税務統計から見た法人企業の実態）も、参考になるのではないでしょうか。 診療所・病院別にはなっていないため、資本金階級で判断することになりますが、平成22年度のデータによると、資本金1000万～2000万円の医療法人については、利益計上法人9,258件、欠損法人9,414件とされています。 利益計上法人のうち、利益は500万～1000万円の法人が1,923件と約20％を占めています。ちなみに、同階級で10億円以上の利益を上げている医療法人が2件あるとされています。 会社標本調査結果（税務統計から見た法人企業の実態）平成22年（第９表）は、「こちら」から。