病院・クリニック・介護福祉経営のコンサルサイト「NK倶楽部」へ無償会員登録をする

経営相談Q&A

経営相談Q&A

解決済み

カテゴリ:税務・会計

投稿者:ユーザー さん

医者を目指している中学生の娘に、医療法人の出資金を贈与すべきですか。

教育熱心な妻の努力が実り、中学生の娘が「将来は医者になる」と言っています。わたしにもあれこれと医者の仕事を聞いてくるので、決して悪い気はしません。 私も親馬鹿だと言われるでしょうが、私よりも親馬鹿の友人がいました。すでに小学生のときから、息子さんに医療法人の出資金を贈与していると言うのです。 「跡を継ぐかどうかわからないだろ?」と聞くと、「医者になる頃には、親の診療所じゃなくて、息子の診療所になっているよ。だから、跡を継ぐんじゃない。自分の診療所なんだ。」とのこと。 私も彼に見習って、まだ医者にもなっていない娘に、医療法人の出資金の贈与を進めるべきなのでしょうか。

質問日:2009-11-03
回答には会員登録が必要です
回答1
NK倶楽部 さん ベストアンサー

お子様ではなく、奥様に贈与するなどの方法もあるでしょう。
今回のご質問は、持ち分の定めのある社団法人(経過型医療法人)の出資持分についてのご質問だと思われます。その前提で、ご回答をさせて頂きます。 経過型医療法人では、出資金の評価額は、株価等の経済情勢や医療法人の業績、今までの内部留保などによって、計算されます。概して、値上がりしていく傾向にあるので、今回のご友人の先生のように、早目の時期に、出資金を承継者に贈与していくケースも見受けられます。 しかし、お子さんがまだ小さく、医療法人を引き継ぐかどうかも分からない場合はどうでしょうか。お子さんが医療法人を引継がなかった場合には、実際の承継者が、お子さんからこの出資金を買い取らなければならないことになるでしょう。それが吉と出るか、凶と出るかは、今のところ見通しが立ちません。さらに、承継者でない方に出資金を分散すると、その後、いろいろな事情でこの出資金が第三者に渡る可能性もあり、注意が必要です。 医療法人の出資金については、将来的に値上がりのリスクがあるとは言え、現段階では慎重に検討されたほうがいいかも知れません。お子様に贈与しなくても、例えば、奥様に贈与しておき、奥様の相続財産としてお子様に相続させるなどの方法も、選択肢として考えられます。税理士などの専門家に相談し、全体のバランスを考えながら、ご判断されることをお勧めします。

回答日:2009/11/03
各サービスをご利用いただくには、会員登録が必要です。
NK倶楽部では8つの会員特典、3種類の会員区分をご用意しておりますので、
まずはエメラルド無料会員登録をなさいませんか?
会員の方は、ログイン後に各サービスのご利用が可能です。
エメラルド無料会員登録する