人事制度とは、等級制度、人事考課制度、賃金制度、人材育成制度といった、組織運営の諸ルールを定めた仕組みの総称です。
人事制度は組織によっていろいろと違いがありますが、一般的に医療機関では、等級制度、人事考課制度、賃金制度、人材育成制度を主な柱としているケースが多いです。これらは、経営理念の実現と組織の活性化、職員の成長につながるように組み立てられています。
法人の人事制度の中で中心にあるが等級制度であり、経験年数や役割等により職員はそれぞれいずれかの等級に位置付けられます。この等級に応じて人事考課の基準や賃金水準が定められており、経験年数や役割に応じたハードルの高さで人事考課が行われ、その結果は賃金水準の一部に影響を与えます。また、人事考課結果は、賃金だけでなく、等級が上がる基準や面談を通じた育成にも活用されます。
こうした一連の流れが人事制度であり、等級制度、人事考課制度、賃金制度といったそれぞれの制度にも細かなルールが定められています。