経営の良し悪しは、戦略以上に実行の徹底度で決まるといっても過言ではありません。

というのも、条件が同じであれば、経営戦略にそれほど大きな差が生じることはありませんし、
経営者・幹部がすべきことをほとんどわかっている場合も多くあります。
しかし、何かとできない言い訳を並べることが少なくない状況で、結局徹底できない。

「実行できるか」
「その上で徹底できるか」
「徹底させる職員がいるか」
「徹底する職員がいるか」

組織文化として実践実行の文化を育くんでいく必要があります。

どのように徹底させるか、いくつかの事例をお示しします。

■意識と行動の領域
【経営者自身の覚悟と行動】
・自分自身の考え方を磨き、高め、職員に尊敬されるトップとなる
・自己を律し、現場を大切にし、自分の思いや考えを浸透させていく

【幹部の役割意識と実践】
・物事の見方、考え方を磨き、経営者の代理として意思を伝えていく
・例えば、院内のゴミに気付いて拾うか、気付いて拾うように指示をするか、
　　気付いて拾わないのか、気付かないのか。気付いて拾うのが経営幹部
・言いにくいこと、言いにくい相手であっても、役割に基づいて伝えていく
　(嫌われ役になる場面も必要　⇒　だが、嫌われ者はダメ)

■ルールと仕組みの領域
【行動規範の明文化と日々の徹底】
・当たり前の認識がずれるのが世代間ギャップ、価値観ギャップ
・組織の当たり前を明文化する

【プロセス管理の仕組みを作る】
・P「フィロソフィ」-PDCAサイクルを高次化させる

以上、ご参考にして頂ければと思います。