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経営相談Q&A

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解決済み

カテゴリ:経営計画マーケティング

投稿者:ユーザー さん

秘訣は、開業前の挨拶まわり?

私もようやく開業地が決まり、開業までカウントダウンが始まっています。先日、先輩ドクターから、「うまくいく秘訣は、開業する前の認知活動にある」と言 われました。「どういうことですか?」と訊ねると、患者さんが来院するようなルートに、開業前に挨拶回りをどれだけできるかが重要だ、とのことです。私な りにもいろいろ考えてはいるのですが、もう少し具体的なアドバイスをもらえないでしょうか。

質問日:2010-11-18
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回答1
NK倶楽部 さん ベストアンサー

貴院がどこに対し、どのような役割を担うのかを明確にする。
開業時の挨拶回りは、認知活動のかっこうの機会です。初回の挨拶だけで終わるのではなく、今後に繋がらなければ意味がありません。参考になりそうな2つの事例をご紹介したいと思います。 皮膚科のAドクターは、開業するにあたり、近隣の内科診療所の挨拶回りを重視しました。単なる開業の挨拶だけでは記憶に残らないと考えたAドクターは、相 手にお願いしたいことを明確にして、コミュニケーションを図るようにしました。具体的には、相手の先生の得意分野をお聞きし、かつ、皮膚科疾患が疑われる 患者さんがあれば、初期の段階で皮膚科専門医を受診するよう勧めていただけるように、お願いをしたのです。数件回った段階で手応えを感じたと言います。何 名かのドクターから、長く見ている患者さんの中には、皮膚科疾患があるにもかかわらず、患者さんが素人考えで通院しない方が少なくないと言われたのです。 「皮膚科専門医の受診を勧めるようにする」と、快諾頂けました。 一方、Bドクターは、開業前に、医院周辺の調剤薬局の薬剤師さんに来院して頂き、院長の処方に関する説明をしました。院長の考え方を理解した薬局さんは、 医院のパンフなどを店頭に置いて、患者さんにアピールしてくれたそうです。Bドクターは、合わせて地域の保健師さんとも頻繁に情報交換しました。結果、開 業後にも地域の障害者の方や認知症のお年寄りのことなどについて相談を受けるようになり、医院を紹介してくれることに繋がっています。 マーケティングとは、「どこから患者さんに来てもらい」、「当院にどのようなことを期待させることができるのか」を組み立てることです。病院、同科・他科 診療所、薬局、ケアプランセンター、町内会、NPO法人など、「どこに対し、先生がどのような役割を担うのか」を考えることで、認知活動・挨拶に明確な意 義目的が見出せるのではないでしょうか。

回答日:2010/11/18
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