人脈・実績の中から受ける取材が、王道でしょう。
一口に雑誌の取材と言っても、その形態は様々です。取材に応じる前に、どのようなコンセプトの雑誌であるのか、無料なのか有料掲載なのか、事前に記事はチェックできるのかどうかなど、確認しなければならないポイントがいくつかあります。 先輩のご指摘の通り、取材というのは名ばかりで、広告以外の何者でもなかった、という声を聞くこともあります。その一方で、うまく増患に繋げられているケースもあります。 Ｄ院長の事例をご紹介しましょう。 院長は開業直後、大変メジャーな雑誌に掲載されました。診療に関する記事ではなく、生き方にスポットを当てたページで、院長の人柄がにじみ出てくる内容でした。 ホームページや待合室で紹介したところ、患者さんのイメージは抜群。来院の動機づけや口コミのネタに、十分なりました。 これは、広告で掲載されたのではないそうです。院長は、勤務医時代に、この雑誌社の編集者と懇意にしており、記事の監修や取材にも相手の都合に合わせて協 力してきました。そのため、開業後、この編集者がページを割いてくれ、院長の生き方にスポットをあてた記事を組んでくれたのだと言うのです。 開業直後に飛込みで取材に来られると、不安を感じるのは当然でしょう。しかし、このように長い人脈の中での培われた取材ですと、安心感も効果も大きいのかも知れません。（広告の要素の強い取材に、効果がないという意味ではありません。）