内覧会は集患の基本です。
ご指摘の通り、内覧会は地域住民の方に診療所をアピールできる、絶好の機会です。また、新しいスタッフにとっても、初めて取り組む重要なイベントになるでしょう。 成功させるための最大のポイントは、「集客」つまり、「内覧会があることをどれだけきっちりと告知できるか」ということです。普通は、新聞などの折り込み チラシで終わらせてしまうかもしれませんが、ふたを開けてみて、思ったより集客できなかった、ということもあるようです。 コンサルタントに開業支援を受けている場合、折り込みチラシ以外にも、ポスティングをするようアドバイスされることがあると思います。周辺に５０００枚は 配布できるよう予算をとって、また、何をポスティングすると効果的か、スタッフを交えて十分すり合わせを行います。いわゆる「チラシ」では効果が薄いかも しれません。むしろ、内覧会に行きたくなるような、工夫・仕掛けが必要です。 さて、当日の工夫としては、内覧会だからといって、スタッフが私服でいると、医療機関らしく見えません。先生もスタッフも、診察のときと同じ服装をしていただき、来場者１人１人を先生に引き合わせるように誘導することが大切です。 また、できれば、内覧会の日に、その場で診察予約までできるように、準備をしたいものです。予約までは取らないものの、参加者からアンケートをとって、住 所や年齢など、データをとっている診療所もあります。内覧会終了後、お越しいただいた参加者について分析する際に、大いに役立ちます。